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3-1. アラートが発生したら担当者に電話で通知したい
監視対象サービスでアラートが発生したら、該当の担当者に電話発信するルールを登録するケースの実現例を示します。
1. 要件
1-1. 監視対象サービス
- アラートが発生したら、件名に
ERROR
を含むメールをOpsAidへ送信する
1-2. OpsAid
- 件名に
ERROR
を含むアラートを受信したら、担当者のユーザー01(組織に登録済み)に電話発信する
2. OpsAidの登録内容
以下の内容で、OpsAid側のアラート受信準備を行います。
2-1. プロジェクト作成
1-1. プロジェクトを用意しように従って、アラートを受信するプロジェクトを作成します。 アラートを受信するプロジェクトが既に作成されている場合は、このセクションは飛ばして構いません。
プロジェクトのメールアドレスが発行されたら、メモを取っておきます。
2-2. 担当者ユーザーをプロジェクトに追加
2-1. で用意したプロジェクトに、担当者のユーザー01のユーザーを追加します。
ユーザー01には、電話番号を1件以上設定しておきます。
2-3. ルール登録
アラートを受信するプロジェクトに、ルールを1件登録します。
ルールの条件には以下の内容を設定します。
マッチ条件
「キーワード条件で設定する」のタブを選択します。
- キーワード条件
- 「件名」に「ERROR」が「含まれる」
件名に ERROR
を含むアラートを受信したら、このルールを適用します。
アクション設定
- 自動コール
- 呼び出し秒数: 20秒
- リトライ回数: 2
- 連絡先1: ユーザー01の電話番号
このルールが適用されたら、連絡先1のユーザー01の電話番号に電話を発信します。20秒間呼び出しを行い、応答があった場合は、結果[OK]でアクションを終了します。応答がなかった場合は、リトライ回数2回まで再度連絡先1に発信します。すべての発信で応答がなかった場合は、結果[NG]でアクションを終了します。
インシデント設定
- 条件にマッチした場合に作成するインシデントの設定
- ステータス: 完了
- 担当者: ユーザー01
その他の項目は任意で設定します。
3. アラート受信時の動き
上記のルールをプロジェクトに登録した状態で、監視対象サービスでアラートが発生すると、以下の流れでアラートの自動対応が行われます。
- 監視対象サービスから、プロジェクトのメールアドレスへ向けて、件名に
ERROR
を含むアラートを送信する - OpsAidでプロジェクトがアラートを受信する
- プロジェクトに登録されたルールに、アラートがマッチするかチェックする。アラートの件名に
ERROR
が含まれているので、作成したルールの実行条件にマッチする - ルールの実行条件にマッチしたので、自動でルールのアクションが実行され、ユーザー01へ電話発信が行われる
- ルールの実行条件にマッチしたので、自動でインシデントが起票される
- アクションの結果を受けて、ルールの実行結果が起票したインシデントに記録される
- 問題なく終了したら、インシデントのステータスが完了となる
以上で、OpsAidの自動対応が終了します。
以上の設定を行うことで、監視対象サービスでアラートが発生したら、該当の担当者に電話発信するケースの実現が可能です。
次は 3-2. アラートの対応を種類によって分けたい に進みます。