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3-3. 同じアラートを5分間に3回受け取ったら、監視メンバーに電話で通知したい
一定時間内に、監視対象サービスから同じアラートを規定回数受け取ったら、該当の担当者(複数名)に順次電話発信するルールを登録するケースの実現例を示します。
1. 要件
1-1. 監視対象サービス
- アラートが発生したら、件名に
ERROR
を含むメールをOpsAidへ送信する
1-2. OpsAid
- 5分間で3回、件名に
ERROR
を含むアラートを受信したら、監視メンバーに電話発信する - 監視メンバーはユーザー01、ユーザー02、ユーザー03の3名
- まずユーザー01に発信し、応答がなければユーザー02、ユーザー03の順に発信する。応答があればそこで終了
2. OpsAidの登録内容
以下の内容で、OpsAid側のアラート受信準備を行います。
2-1. プロジェクト作成
1-1. プロジェクトを用意しように従って、アラートを受信するプロジェクトを作成します。 アラートを受信するプロジェクトが既に作成されている場合は、このセクションは飛ばして構いません。
プロジェクトのメールアドレスが発行されたら、メモを取っておきます。
2-2. 担当者ユーザーをプロジェクトに追加
2-1. で用意したプロジェクトに、担当者のユーザー01、ユーザー02、ユーザー03のユーザーを追加します。
すべてのユーザーに、電話番号を1件以上設定しておきます。
設定方法は
3-1. アラートが発生したら担当者に電話で通知したい
> 2-2. 担当者ユーザーをプロジェクトに追加
を参照してください。
2-3. ルール登録
アラートを受信するプロジェクトに、ルールを1件登録します。
ルールの条件には以下の内容を設定します。
マッチ条件
「キーワード条件で設定する」のタブを選択します。
-
キーワード条件
- 「件名」に「ERROR」が「含まれる」
-
流量条件
- 「5分間」に「3通以上」受信する
件名に ERROR
を含むアラートを受信したら、このルールを適用します。
アクション設定
- 自動コール
- 呼び出し秒数: 20秒
- リトライ回数: 2
- 連絡先1: ユーザー01の電話番号
- 連絡先2: ユーザー02の電話番号
- 連絡先3: ユーザー03の電話番号
このルールが適用されたら、連絡先1のユーザー01の電話番号に電話を発信します。20秒間呼び出しを行い、応答があった場合は、結果[OK]でアクションを終了します。応答がなかった場合は、連絡先02のユーザー02の電話番号に電話を発信します。連絡先リストの最後まで電話発信し、すべて応答がなかった場合は、リトライ回数2回まで再度連絡先1から順次発信します。リトライを含むすべての発信で応答がなかった場合は、結果[NG]でアクションを終了します。
インシデント設定
- 条件にマッチした場合に作成するインシデントの設定
- ステータス: 完了
- 担当者: ユーザー01
その他の項目は任意で設定します。
3. アラート受信時の動き
上記のルールをプロジェクトに登録した状態で、監視対象サービスでアラートが発生すると、以下の流れでアラートの自動対応が行われます。
- 監視対象サービスから、プロジェクトのメールアドレスへ向けて、件名に
ERROR
を含むアラートを送信する - OpsAidでプロジェクトがアラートを受信する
- プロジェクトに登録されたルールに、アラートがマッチするかチェックする。アラートの件名に
ERROR
が含まれているが、この時点ではまだマッチしない - 監視対象サービスから、プロジェクトのメールアドレスへ向けて、件名に
ERROR
を含むアラートを最初のアラートから5分以内に合計3回以上送信する - OpsAidでプロジェクトがアラートを受信する
- プロジェクトに登録されたルールに、アラートがマッチするかチェックする。アラートの件名に
ERROR
が含まれており、流量条件の5分間に3回以上受信したので、作成したルールの実行条件にマッチする - ルールの実行条件にマッチしたので、自動でルールのアクションが実行され、まずユーザー01へ電話発信が行われる。ユーザー01が応答しなかった場合、ユーザー02へ電話発信が行われる。ユーザー02も応答しなければユーザー03へ電話発信が行われる
- ルールの実行条件にマッチしたので、自動でインシデントが起票される
- アクションの結果を受けて、ルールの実行結果が起票したインシデントに記録される
- 問題なく終了したら、インシデントのステータスが完了となる
以上で、OpsAidの自動対応が終了します。
以上の設定を行うことで、監視対象サービスでアラートが発生したら、該当の担当者に電話発信するケースの実現が可能です。
次は 3-4. 休日に受け取ったアラートは、自動でBacklogに起票したい に進みます。